17.7. 進化との関連 : ヒトの進化の最新段階
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研究者はヒトにおいて急速に進化したと思われるいくつかの遺伝子を突き止めている その中には、マラリアおよび結核の予防に関係する遺伝子や、脳のサイズを調節する少なくとも1つの遺伝子が含まれている 急速に進化するもう1つの遺伝子があり、FOXP2とよばれる いくつかの一連の証拠から、FOXP2は我々とチンパンジーとを明確に区別する特徴である「話すこと」に関係する機能をもつと考えられる この遺伝子に突然変異がある人は一般的に重い言語障害を示す しかし、ヒトのFOXP2は独特の特徴を持っていて、それが我々の特異的な言語能力を説明しているのかもしれない
研究によって、ヒト型のFOXP2は過去10万年以内、すなわちホモ・サピエンスの出現と一致する時期に出現したと考えられている